布団になりたい

最悪枕でもいいです

デブと夜中とインチキオタクと




最近死にたい時に一緒に死のうと誘える奴が一人減った。




なんと人生で初めての彼女が出来たそうで。

奴はあまり喜びを表には出していないが、内心は凄い事になっていたんじゃないかと思う。


何故この記事を書いているかと言うと、ここ最近生きる意味、意図について悩んでいるからなのかもしれない。


世界とは上手く出来ており、良い事があると必ず良くない事が起きる。少なくとも私自身はそうである。

元々"ツキ"と言われるものがない星の下に生まれたとしか思えないような人生を歩んできている。


最近の話だと、ちょっと良い値段のするお酒を頂いたのだが、その直後にいつも使っている原付が壊れたり、普段の仕事がアホみたいに忙しくなったり、腰がかなり痛くなったりとまぁついていない。


そんな様な事がここ数十年続いていて、流石に嫌になってくる。

必ずマイナス方面が少し強く出てこられてしまい、良い事があっても100%喜びきれない自分がいる。


そんな時に、ふと「生きていくってなんだろう?」と夜中に思ってしまう訳でして。

誰かに吐露するのも違うし、ましてや夜中の考え事なんロクなことはないのはわかっている。


そんな取り留めもない気持ちをぶつけられる友人に少し遅めの初めての彼女が出来たそうで。

もちろん幸せになって欲しいのは当たり前なんだが、やはりどこか物悲しい気持ちが無いとは言えない。


人はどこまでいっても一人というのを肝に命じてはいるものの、やはり寂しいものは寂しいわけで。


それでもきっと、俺が誘えば奴は一緒に死んでくれるかもしれない。

でももうそれは出来ないよなぁと夜更けに一人思うわけで。


古い言い方をすると彼はもう毒男ではなくなったのだ。

存分に今という時間を満喫して欲しい。

この鬱屈とした場所から飛び立ち、更なる幸せを感じて欲しい。

私は心からそう願うばかりだ。



当の僕はと言うと、まだこの暗い谷からは抜け出せそうにない。



頑張ってくれ。